「永遠の抱擁」、5000年前の男女か=イタリア発掘調査(ロイター)

CO-RE2007-02-07


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070207-00000154-reu-ent&kz=ent

野暮な僕でもさすがにグッと来てしまいました。若くして亡くなった(と見られる)5、6千年前の男女が、抱き合ったまま埋葬された形で発掘されたとのこと。ポンペイの場合とは違って、この場合は飽くまでも「埋葬」(文字通り「第三者」の意図が介在)という所がポイントですね。

2人は心中したのか、あるいは、どちら一方が何らかの理由ないし原因で死んでしまった後を他方が追ったのか、はたまた二人は実は兄妹ないし姉弟なのか――いずれにせよ、そんな2人のためにこんな形での埋葬をしてあげた(新石器時代の!)人たちの思いが数千年の時を経て僕らに伝わって来るようで、(男女の思いそれ自体よりもむしろ)そっちの方がちょっと感動的です。そして、それは結局、埋葬した人たちの思想的にもかなり高度なものがあったことになるのかもしれないと考えると、いわば二重の感動(人情レベル+学術レベルでの)が味わえたりするかも。

ただもちろん、これからの調査・研究の結果、こうした推測がことごとく見当ハズレであることが判明する可能性だったあるわけですけどね・・・・・・。

いずれにせよ、柄刀一あたりが題材にしてくれても良いかもしれない、そんな古代ロマンでした。