カテゴリ分け不能

突然これを読ませるのは一種のテロ行為に当たるんじゃないかと思い、一応前フリを一言だけ。

特に意味はありません。眩暈がしたら直ぐに読むのを止めて下さい。

 さっき友達に聞いたんだけど。
 好色の空をスカッと見下ろしていると、男教師と男弁護士が無理矢理に手を繋いで渦巻いていた。さぞ心許ないことがあったのだろうと鑑み、奴は昔取った杵柄で経絡を突かんばかりに謝ってみる。すると彼らは容赦なく左折して、要所要所で厚底ブーツを買い漁り始めるフリを一気呵成に見せ付け始めた。
「可愛い顔してサラダ防止かッ!」
と彼らの襟元で囁きながら、奴はそこはかとないニュアンスで宇宙定数マニアを擦り切れ一杯振りかける。濃霧注意報の暴力に耐えかねると訴えるの好き好きシールを9枚ほど集める決意を新たにした矢先とはいえ、寄り目禁止条例改定の知らせに、奴は半笑いを込めて後悔した。
「生姜には程良い白さの耳掻きで充分ですか?」
 すると、雲泥の差で味噌汁の具にされそうだった水虫が、猛烈に許可局へ駆け込みたいという心持ち傲慢な性根を鍛えられそうになるも、程良い形相でスカンクが会場から出て来る隙を突き、間一髪のところで爆笑集団がダッシュで攻め上がる。奴は意気消沈するや否やラーマーヤナの偽造に取り掛かろうと、マイクを通じて全国の細君たちに湯加減の調整を壮絶なまでに懇願し尽くすばかり。
「それはそうと、甘噛み警察はさり気なく飛んでいますよ」
「さすがに白亜紀の饅頭はさしずめ組織の歯車と化すわね」
カニですって!?」
 とはいえ、あわや食前にサクロンを一気飲みしそうになるキリストを尻目に、ぶっちゃけ奴は災厄をバールのようなもので泥沼へ挿入するツテを頼ったためか、途端に志村けんがものごっつい鳥肌を立て始める。むしゃくしゃしたポチはソラリスと共に、荒ぶる獣をジョッキ三杯の酢醤油に晒して裏拳だけで崇める計画を立てた。
「そうだ、ソッコーで足が攣りそうになる前に全都道府県で非可算人しか存在しない書記長を3回ほど丸め込むとな?」
「当然、初っ端からくるぶしにかけて、二大政党を軽減するための光合成を吸い尽くす程度の差かもね」
「それは素敵ねって咳き込みたい所ですが、予約録画の魔力には関脇あたりが宜しくお伝え下さい」
 言ってる側からジャージ上下を携えた母ちゃんが今や遅しと咲き誇り、然らずんば彼らは受動的に奴を強制することによって犬掻きらしさを追及せしめようと試みた。
 これホントらしいよ。
 ――マジッすか!?

ちょっとした個人的実験でした。

意味の通らない文および文章を意図的に作るのがいかに困難なものか、痛感してみました。

全く関連性がなさそうな言葉を連ねようとしてみても、やはりどこかである種の連想が働いてしまって、実はそれほど奇天烈な文にはなっていなかったりして。

でもこれ、書いている側は結構面白いけど、他人がそうやって書いたものを読む側となったら・・・どうなんだろう?

やっぱりちょっとした精神的苦痛を伴う場合もあるんじゃないかと思い、冒頭の前フリとなったわけです。