2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

徳岡孝夫『横浜・山手の出来事』(双葉文庫)

「第44回日本推理作家協会賞 評論その他の部門賞」を受賞した、「ミステリー・ノンフィクション」。明治26年に横浜の外国人居留地で実際に起きた事件の裁判記録を、著者が丹念に読み込んで再構成した後、自らがイングランドで行った取材の顛末とその「結論」…

初乗り

「研究学園都市」と「萌える都市」*1とを結ぶ「つくばエクスプレス」(TX)に、開通初日に乗ってみました。http://www.mir.co.jp/何だか電車に乗ってばかりなように思われるかも知れないけど、電車自体には特にこれといった興味は無いんです。ただ、ノスタル…

徳岡孝夫『横浜・山手の出来事』(双葉文庫)

「第44回日本推理作家協会賞 評論その他の部門賞」を受賞した、「ミステリー・ノンフィクション」。明治26年に横浜の外国人居留地で実際に起きた事件の裁判記録を、著者が丹念に読み込んで再構成した後、自らがイングランドで行った取材の顛末とその「結論」…

初乗り

「研究学園都市」と「萌える都市」*1とを結ぶ「つくばエクスプレス」(TX)に、開通初日に乗ってみました。http://www.mir.co.jp/何だか電車に乗ってばかりなように思われるかも知れないけど、電車自体には特にこれといった興味は無いんです。ただ、ノスタル…

ロバート・フォグリン著、野矢茂樹、塩谷賢、村上祐子 訳『理性はどうしたって綱渡りです』(春秋社)

「そりゃやっぱり、どうしたってねぇ」と思わず応答してしまいそうです――思うツボかもしれません。野矢氏つながりで。もう出てるのかな?読んでないから分からないけど、この邦題はちょっと狙い過ぎの感が。原題("Walking the Tightrope of Reason")を直訳…

野矢茂樹『他者の声 実在の声』(産業図書)

著者がこれまでに色々な所に書き散らかした(という言い方は、第三者が使うと失礼になる?)文章をまとめた、論文集というよりエッセイ集。「エッセイ」と言ってもいわゆる「日常雑記」とはちょっと違うんだけど、著者自身はたぶん、「そんなに違わない」と…

復路Part2

というわけで、結局、上り(五井駅行き)に乗って最初の有人駅、上総牛久駅で途中下車することに。山や田んぼの中だったそれまでとは違って、この周辺はもう完全な「町」になっている。それはもう劇的な違いで、ちょっと戸惑う。コンビニだってスーパーだっ…

復路Part1

もと来た道を黙々と戻る。例の分かれ道に到着するも、往きより意外と短く感じた。そこから今度は左の道――つまり山への登り坂を再び進む。貰った地図を確認すると、確かにこっちで良いようだ。どんどん登ったら、今度はUターンしてまた下る。こんな道をひたす…

往路Part2

「観音橋○○km」という案内板が出てたので、これに沿って行けば良いかと高をくくる。途中、V字に分かれる道に来ると、Vの尖った所に「観音橋○○km」の案内板が。しかも厄介なことに、それが何と裏表に! つまり、右の道からも左の道からもそれぞれ観音橋への案…

往路

べつにいわゆる「鉄っちゃん」ではないんだけど、何がキッカケだったか念願だった小湊鐵道に、先週ようやく乗りに行けた。http://www1.odn.ne.jp/kominatotetsudou/index.html関東(千葉県)の結構有名なローカル線で、駅のおよそ半分が無人駅。とりわけ、関…

伊勢田哲治『哲学思考トレーニング』(ちくま新書)

いわゆるクリティカル・シンキング(批判的思考)入門。ちまたでは「クリシン」などという略称が流通しているほどお馴染みの領域らしいけど、個人的にはさほど馴染みはない。他の「クリシン」本がどういった内容なのか知らないため、本書の扱っている内容の…

『THE 有頂天ホテル』

公式HPが出来たようです。http://www.uchoten.com/それにしても凄まじいキャストです。なんだか2時間じゃもったいなさ過ぎのような気もします。連ドラ化されたりは・・・・・・しないでしょうね。DVD化の際は、特典映像がこれまたもの凄いことになりそうで…

『トゥルー・コーリング』第11話

DVD

第11話「終わりなき日」が良かった。日本語版公式HPのテレビ放送スケジュールには「終わりなき日々」とあるけど、こりゃ誤植。いつになったら気づかれるのだろう?原題は"The longest day"――直訳すれば「一番長い日」で、正にタイトル通りかつ(比喩ではなく…

『オランダの光』

http://www.cetera.co.jp/library/holland.htmlでも本当はこっちの方が断然詳しい(本国公式HP)。http://www.hollandslicht.nl/indexeng.htmフェルメールやレンブラントら17世紀に活躍したオランダの画家たちの作品には独特の「光」が描かれていると言われ…