『トゥルー・コーリング』第11話

第11話「終わりなき日」が良かった。日本語版公式HPのテレビ放送スケジュールには「終わりなき日々」とあるけど、こりゃ誤植。いつになったら気づかれるのだろう?

原題は"The longest day"――直訳すれば「一番長い日」で、正にタイトル通りかつ(比喩ではなく)文字通りの内容。死んだAさんに「呼ばれて」Aさんを助けたと思ったらBさんが死んでしまい、そのBさんに「呼ばれて」AさんとBさんとを助けたら、なんと今度はCさんが・・・・・・。この「一日」のループからは、いつ、誰を助けたら抜け出せるのか? まあ言うまでもなく、観ている側はいつかは終わることは分かっているし、実際終わるんだから、「終わりなき日」はちょっとミスリーディングでしょう。第一、「一番長い日」って、様々なジャンルの作品のタイトル、サブ・タイトルでよく使われるメジャーなフレーズ(「○○の一番長い日」とか)だし、何よりこの設定の作品においてこそ最も活きる表現であるはずなのに、どうしてわざわざ変えたんだろう?

それはそうと、いつかはこのネタ(一日を、一回でなく何度も繰り返す)が来るだろうと思ってたら、比較的早めに来てちょっとビックリ。あと残り十五話もあるというのに・・・・・・。これ以降のネタの質にも余程自信があるのだろうか。そうだとしたら実に頼もしいし、楽しみだ。

見終わって、これで正味45分もないことが信じられないくらい濃い内容だった。これまで積み重ねて来た「お約束」の集大成に加えて、何よりプラスα(特にオチ)が印象的。

気づいたら、もうテレビ東京での放送が始まってるんですよね。これからはDVDレンタルはせずに、録画で行くか・・・・・・。