2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『暗くなるまで待って』

オードリー・ヘプバーン出演作品を一本観てみようと思って、『ローマの休日』でも『ティファニーで朝食を』でも『マイ・フェア・レディ』でもなく敢えてこの作品を選ぶ人なんて、そうはいないのでは? 一見、タイトルからすると甘ったるい(?)恋愛ものに思…

『お熱いのがお好き』

『太陽がいっぱい』で、「昔の外国の大物俳優が出演していることで有名な作品」に対する偏見が完全に払拭されたため、この路線を責めてみる気になる。最初に念頭に浮かんだのがなぜかマリリン・モンロー。彼女の出演作品としては、『お熱いのがお好き』と『…

熱くなるまで待って

前回の感想(?)の長さを反省して今回は短めに書くつもりが、つい「熱く」なってしまって・・・。

『花とアリス』

さて閑話休題――しても結局「閑話」が続くわけだけど。もとい。前回の続き。「5本」の内の3本目は(あとの2本も含めて)突然変異的に、岩井俊二監督作品『花とアリス』。知っている人は知っているように、この作品、もとはショートフィルムとして制作され…

鰯雲? 鱗雲?

数日前の夕方頃、仕舞っていたデジカメを思わず引っ張り出して写した一枚。*1細かい鱗状の雲が空にびっしりと張り付いているようで、(個人的には)希に見る肌理の細かさが芸術的だと思ったので。「鱗」の広がっている範囲が広大だったので、もっと広い場所…

『太陽がいっぱい』

どんなに映画に疎い人でも、このタイトルと「アラン・ドロン」の名前だけはすぐに結び付けられるのではないかと思えるほど有名な作品。ちなみに僕自身がその実例だったりする。にもかかわらずこれまでに全く手を着けよう(=観てみよう)としなかったのは、…

『ジャッカルの日』

以前、『悩み多き哲学者の災難』という小説を読書中と書いたけど、それ以後何の感想も書いていないのは、「読まなかったこと」にしたから。いわゆるサスペンスなのかと思いきや実は全くそんなことはなく、主人公が哲学教授であることのポイントも特に見当た…

ジャッカルがいっぱい

恒例の「最近レンタルして観た映画のDVDの感想」を、観た順番に。 5本ある内の、今回はとりあえず2本だけ。

『なにわバタフライ』

で、そんな曇り空を晴らしてくれるかのようにラッキーな出来事が。三谷幸喜脚本・演出による戸田恵子の一人芝居『なにわバタフライ』の先行予約抽選に当選しましたよん!http://www.parco-mitanikoki.com/web/naniwa_butterfly/かつてこの抽選*1に当たって買…

COCOON

ちなみに観に行ったのは、さいたま新都市にある「コクーン新都心 COCOON」内のシネコン。http://www.cocoonweb.jp/屋外2階建てのショッピング・モールってところがポイントかも。晴れている日なら結構お勧めのスポット。出来たばかりの時に一度来てみたらあ…

『ハウルの動く城』

http://www.howl-movie.com/index.html「ジャパニメーション界の三大巨匠(?)の作品が一挙に公開されるなんて、来年はとんでもないことになりそうだ!」との期待と共に始まった今年、押井守監督作品『イノセンス』、大友克洋監督作品『スチーム・ボーイ』…

哲学ジョーク?

ジョージ・ハラ(対馬 妙 訳)『悩み多き哲学者の災難』ハヤカワ文庫まだほんの出だしの方しか読んでないけど、この本のストーリー中に採り上げられていた哲学ジョーク。まずは、ウ(ヴ)ィトゲンシュタインが立ち聞きしたフランス人の政治家の話として紹介…

陽のあたる坂道美学

知らない人は知らないけど知っている人は知っている、タモリの新刊です。タモリ『タモリのTOKYO坂道美学入門』講談社こういうこだわりは好きだし、もともと街歩きが好きなので、ちょっと見てみたいと思って近所の本屋に行くも、見当たらず。タモリ自身あまり…

坂道ジョーク

ちょっぴり逃避(してる場合じゃないけど・・・)で更新作業。

『ユージュアル・サスペクツ』

「大どんでん返しのある傑作サスペンス映画」としてそのタイトルだけは知っていたのだが、なぜかこれまで観ることはなかった。ひねりの効いたサスペンスものでも借りようかと思っていたところでたまたま目についたため、今回ようやく観ることが出来た。展開…

『CASSHERN』

http://www.casshern.com/「宇多田ヒカルの旦那」として話題を集めた(!?)紀里谷和明氏による初監督作品。『新造人間キャシャーン』の実写化作品――と言ってしまうのは世間的にやや憚られるが、個人的はアニメ版の内容を全く覚えていない*1ので、正直どちら…

『東京原発』

http://www.genpatsu.bsr.jp/ある日の会議で都知事が突然、「東京都に原発を誘致する!」と言い出したから大騒ぎ――というお話。実は大半がその会議室内での原発についての(ちょくちょくボケを挟んだ)「お勉強」に近いと言えないこともないんだけど、他方で…

新造原発・ソゼ

このところちょっと滞り気味なので、場繋ぎ(?)として、最近DVDをレンタルして観た映画の感想などを少々――。