某共訳書

僕も1つの章の翻訳とその章の解題とを担当した某本が、ようやく出来上がったもよう。12月後半に出版社から送られて来る。ただ、実はいろいろ揉めたところもあって、個人的にはスッキリしていない部分もあるので、正直ちょっと複雑な気分。そうは言っても、送られて来た本を実際に見てみると、なかなか渋い装丁で悪くない感じ。ペラペラ捲ってみるも、その揉めたところには目を通さず。

各章の担当者が書いた解題を初めて読む。自分が書いた解題が他に比べて見劣りしていないことを祈るばかり。文字数があまりにも限られ過ぎていたため逆にちょっと大変だったことを思い出・・・していたところへ、1つの解題が目に留まる。

ズルイ、この人だけちょっと長過ぎ!

規定文字数の倍くらいあるのでは? でも、もうこれ以上内輪揉め(?)は繰り返したくないので、この件については泣き寝入り。

さてこの本、出来ることなら宣伝したいのはやまやまなんだけど、いかんせん、ここでは僕自身の素性を晒していないためそれも叶わず。別に「明かす」ほどの素性を持っているわけではなく、単に「晒す」ほどの勇気がないというだけの理由なんだけど(ネット上に本名や所属を公開している人も結構いるけど、正直、そういう人たちの気が知れない――と言うと語弊があるので、「気が計り知れない」)。

出版社のHPにもすでに今月の新刊として発表されているので、今月の中旬くらいには出るはず。(追記:なんかもう出てるみたい・・・。)