「はじめての・・・・・・。」

先日、中州産業大学&ほぼ日刊イトイ新聞presents*1のイベント、「はじめての中沢新一。」に参加(と言ってももちろんチケットを取って――発売日をとうに過ぎていたにもかかわらず呆気なく取れる)。

http://www.1101.com/nakazawa/index.html

別に中沢新一に興味があったわけではなく、話題は何であれとにかくタモリ(=中州産業大学!)と糸井重里の生トークを聞いてみたかったので。地味と言えば地味な内容にもかかわらず、会場は何と東京国際フォーラム! 7時に始まって、結局なんと11時半近くまでという長丁場。それも、11時半を過ぎると次の日の朝まで駐車場から車が出せなくなってしまうし、終電の時間も迫っているからという理由での、いわば強制終了。

中沢の独り語り→三人でのトーク→休憩→中沢の独り語り→三人でのトーク、というのが大きな流れ。主役が中沢新一だから彼の話しが長いのは仕方ないのかもしれないけど、個人的には、彼の話しはもう少し短くしてもらって、とにかく三人でのトークがもっと聴きたかったなあ、というのが正直な感想(不純なのは承知。)

はじめての生タモリはやっぱり面白かった。彼が居なかったら途中で寝ていた可能性も大。糸井重里は、一見単にのほほんとしたおじさんのようでいて、その実頭の回転が凄まじく速くてクリアだと思った。その上独特の感受性も相俟って、彼の多才ぶりの一旦を垣間見た気がした(何より、中沢新一を祭り上げて(?)こんなイベントを開催してしまうなんていう発想と企画力と実行力は、驚嘆に値すると言って良いかも)。主役である中沢新一は、その誠実で熱意ある話しぶりには好感を持てた。話しの内容的には、話し半分に聞いた方が良い部分もあったような気がするも、興味深い点もいくつかあるにはあった。

ちなみに会場内では、近頃テレビに引っ張りダコの国語学サラブレッド、金田一秀穂と遭遇。場内に入る前の昇りエスカレーターに乗っている時、前方に特徴的な後頭部を確認、どういうワケか瞬時に金田一氏だと察し、場内で氏が席に着いた後、わざわざ前にまわってご尊顔を確認。やっぱり間違い無かった。いや、ただそれだけ。

*1:主語が複数だから"present"のような気もするけど、そう表記されているんだから仕方がない。