役所VS吾郎ダブル主演 三谷幸喜「笑の大学」映画化

http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/nov/o20031127_10.htm

かつて、正月の深夜にNHKで、『巌流島』との二夜連続放送していたのをたまたま視たことがあった。

大傑作の二人芝居。その映画化の噂はやはり前からあって、ようやくの正式発表。そもそも二人芝居の映画化って・・・と疑問が渦巻いていたのだが、蓋が開いてみれば、やっぱり映画でも一応「二人芝居」? それはそれで凄いことかもしれない(画はもつのか?)けど、でも逆に言えば、それならやっぱり映画化する意味はないよなあ・・・。あるいは、何か秘策でもあるのだろうか? あるなら(っていうか、あれ)、それに期待。

しかしなあ、配役が・・・役所広司はまだしも、稲垣吾郎って・・・。

ちょっと前には、『竜馬の妻とその夫と愛人』という舞台作品が映画化された。この舞台は生で観ていたので、発表を聞いた時は「???」だった。「あの舞台をどうやって映画化? っていうか、そもそもなぜあの作品なのか?」

結果は・・・まあ、何というか、それなりのものにしかならなかったなあとしか言えません(決して悪くは無いはずなんだけど、でもやっぱり舞台を越えてないなあ・・・と)。

今回の『笑の大学』映画化についても、やはりどうしても同じ疑問を持ってしまう。

ただ、少なくとも今回の監督に指名された星護 氏は、最初、

「あれだけの舞台を映像では超えるのは無理」と固辞。関係者が2年間の説得を続け、ようやく決まった。

と、ちゃんと「心得ている」方のようなので、その分、安心かな(と、何を偉そうに)。