Japan to send troops to Iraq(CNN)

http://edition.cnn.com/2003/WORLD/asiapcf/east/12/09/japan.troops/index.html

'non-combat troops'(非武装軍隊)とか'Japan's military'(日本の軍隊)なんていう表現が踊っていますが、'troops'と'military'のニュアンスの違いが(あるとしたら)分かりません。ただいずれにせよ、後者の表記がされてはいるわけだから、結局はどちらでも変わりないと言えばそうなんだけど(当事国の首相のお墨付きでさえあるわけだし)。

そんな中で、もちろん'Self-Defense Forces'(自衛隊)という表現も使われてはいるけど、やっぱり何だか表記方法が右往左往しているという感じ。でもまあ、そりゃあそうだ。'Self-Defense Forces'を海外(外国)に派遣したら、それって一体どこが'Self-Defense'なんだっていう話だし。ちなみにこの記事では、一応'Self-Defense Forces'と憲法および法律とを巡るジレンマ(?)についての解説はしてくれています(当たり前だけど)。

ここではあんまり政治ネタ(?)を扱うつもりはないんだけど、ちょっと皮肉な言い草だけでもさせて貰えるなら、自衛隊が少なくともこの時期に海外に派遣されたって、それこそ'Self-Defence'(自己防衛)するのに精一杯――なんてことになるのがオチなんじゃないかと・・・。

それはそうと、記事中、今回の緊急閣議前の月曜日に小泉首相が語ったことが、こう英訳されていました。

"It's necessary to offer not only financial assistance but also personnel -- including the Self Defense Forces"

内容的には、賛否はともかくありきたりだけど、単に英文としてなら、中学校か高校の英語の教科書にでも載りそうですね。

典型的な'not only...but also'構文だけでなく、おまけに分詞構文まで付いて来るという。