吉野家危機

例の騒動で、吉野家が牛丼の特盛を止めてしかも新メニューを始めたことはご存知の通り。
その後、なんとなく遠ざかっていたのだが、どんな具合になっているかの視察を兼ねて、久々に吉野家へ。
客数的には騒動前とほとんど変わらないような印象。
牛丼以外のメニューを注文している客も多いのかなと思いきや、とんでもなかった。
9割の客が、まるで何事も無かったかのように牛丼を食っている。
いやまあ、確かに、「牛丼屋に来て牛丼を食って何が悪い」と言われたらそれまでなんだけど・・・。
でももうちょっと、普段お世話になっている吉野家に貢献してあげようという殊勝な気でも起こして、たとえばカレー丼なりを食ってみたらどうよと、一介の客の分際でありながら、思ってみたくもなったことは事実。
で、かく言う自分はカレー丼にチャレンジ。
牛丼から肉を取って、カレーうどん用のカレー(非牛丼用の肉入り)をかけたという、そのままズバリの代物。
しかし、もうちょっと「とろみ」を付けた方が良いのではないか。カレーが完全にご飯の中に侵入していて、これじゃあ、ウガンダじゃなくても「カレー(ライス)は飲み物」だと認識しそうになる。カレー丼は「つゆだく」が標準なのか。
しかも味は、別にマズいわけじゃないけど、あまりにも想像通りだし。
うーん、これで400円かあ。これじゃあ、吉野家に来てまでわざわざ「カレー丼」を注文しようという気にはならないわなあ。
その時、ふと気づいた。恐らく牛丼を注文した大多数の人たちは、一度このカレー丼にチャレンジしたんだろうなあ、と。
今となっては良く分かりますよ、その気持ち。さっきは勝手なこと思ってホンマすんませんでした、大多数のお客さんたち。
深く反省。