(9月22日分)奥華子「奥華子ファーストコンサート 〜変わらないもの〜 in 九段会館」

たまたま近くであった某用事を若干早抜けさせてもらって、近くの某ラーメン屋で腹ごしらえをした後、九段会館へ。

チケットをもぎって貰って入場し、席に着く前にトイレに行っておこうと、チケットの半券を一旦バッグに仕舞ったつもりになっていた。しかし、トイレから出ていざ席を探そうと半券をバッグから出そうとしたら・・・・・・無い。無い、ないナイ無い! 確かにここに入れたはずなのに・・・・・・。あれが無いと席の場所が分からない。マズイ・・・・・・。バッグに仕舞ったつもりになっていた場所の近くにいたグッズ販売員に訊いても分からず、しばらく探し回っていた。

開演時間が近付いて来て、かなり焦っていた。開演時間が近い旨をアナウンスしていた係りの人にもう一度訊いてみると、今度は受付の方に確認してくれた結果、半券が一枚届いていたとのこと。正確な場所は分からないかったけど、3階席だということだけは覚えていたので、それで何とか本人確認に代えさせて貰った。まあ実際、後でよく確認してみると、そのチケットを買ったコンビニ名とその支店名が、自分の買った場所と一致していたので、それが自分の落としたものであることはほぼ確実だったんだけど。しかし今回は良い教訓になった。次回から、座席番号は別の所にも一応控えておくことにしよう。(ただ、会場にチケット本体を忘れて来るなんてことだけはしないようにしなくちゃ・・・・・・。)

収容人数は千人ちょっとの会場。3階席は凄まじいまでの急斜面で、ステージをほとんど真上から見下ろす感覚にさえ陥ってしまう。これまでに参加した無料イベントでの方が格段に近い位置で見ることが出来たので、正直最初は、やっぱり遠いなと感じた。でも最後には、その遠さを全く感じていないことに気付いた。本当に良いコンサートだった*1

バンドは付けず、曲ごとにピアノとキーボードの弾き語りのみという、実に彼女らしいスタイル。MCも、最初は相変わらずたどたどしく危なっかしい感じだったけど、次第に感じが掴めて来た様子。中盤では、「テプコひかり」のCMでお馴染みの例の曲にAメロ、Bメロを新たに付け足したバージョンが披露される。ついには観客も、手拍子&大合唱。大いに盛り上がる。次の、「ta.la.la」での手拍子はすでに定番になりつつあるようだけど、その他にもこんなに盛り上がれる箇所を作って貰って、嬉しかったし楽しかった。まあ個人的には、さすがに恥ずかしさを捨て切れず、あまり大きな声では歌えなかったけど(笑)

それからはまた、しっとりとした彼女らしい曲が続く。アンコールでは、路上ライブ用のキーボードが出て来て、今度は正真正銘、普段の奥華子スタイルに。新曲の披露もあり、オーラスの「自由のカメ」では手拍子で盛り上がる。最後の最後、終わらせるのを惜しむかのようにキーボードで同じパートを何度もリフレインしながら会場の隅々までで見渡していた時の表情は、遠くからでも印象的。常に3階席の後ろの方まで気を配ってくれるなど、本当に、彼女の歌にはもちろん、その人柄にもあてられて(?)、観客たちはみんな、何だか優しい気持ちで会場を後に出来たんじゃないかなと思う。

というわけで、早速、12月の渋谷公会堂も取ってしまいました。今回は格段に良い席なので、楽しみ。

*1:「ライブ」でも良いんだろうけど、やっぱり「コンサート」の方がしっくり来るなあ。