「成長するティップス先生」

なぜか(個人的には)最近、やたらと"Tips"という表現を目にします。「耳打ち」や「助言」、あるいは「秘訣」といったところでしょうか。

中でも、某氏に教えてもらうまで知らなかったんですが、こんなページがあったんですね。

「成長するティップス先生」
http://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/tips/index.html

主に大学教員のためのTipsです。「ティップス先生」がどうしてこんなキャラ(絵)なのかはともかく、非常に参考になります。黄ばんだ講義ノートを読み上げるだけの「ベテラン」教員の方々が参考にすべきなのはもちろんでしょうが、とりわけ新米の非常勤講師の方々なんかにとっては、数少ないすがれる藁の一つと言って良いかもしれません。何しろ、「教育者」としての勉強も研修も無しにいきなり現場に放り込まれるわけですからね(学生と教員、どちらにとっても恐ろしい)・・・・・・。

本文での授業(構想)の例は、(Ver.1.0のチーフライターである)戸田山和久氏が書いているんじゃないかと推察されますが*1、「論理学」になっています。でももちろん、他の授業にも幅広く応用が効くはずです。「当たり前のことしか書いてないじゃん」と言われればその通りかもしれませんが、でもその「当たり前のこと」(を漏れなくキッチリこなすの)がなかなか大変でもあるので、恐らく多くの方々にとっては「耳が痛い」部分も結構あるんじゃないでしょうか?

ちなみに、書籍版も出ているようです。
[高等教育シリーズ] 成長するティップス先生 (高等教育シリーズ)
なぜ名古屋大学出版会じゃなくて玉川大学出版部なのか、とかいう疑問はどこにぶつけたら良いのでしょう?

*1:特に、「ゼロから論理学を作っていく、という趣旨のぼくの授業」という部分から。