TVドラマの再放送

最近、夕方には『アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜』の、深夜には『木更津キャッツアイ』の再放送が。

前者は本放送の時にも視ていて、個人的には好きだったのだが、世間的にはあまり評判が良くなかった(?)模様。

なんでだろ? たいてい毎回泣いちゃってた*1自分てヘンですか?

そりゃあ、原作ファンにとっては全然もの足りなかっただろうけど、オリジナルのTVドラマとして視たら決して悪くなかったぞ。

後者は、本放送の時は全くのノーマークで、これまた前回の再放送の時に視てハマる。そう言えば、『池袋ウェストゲートパーク』もそうだったな。

宮藤官九郎の脚本になる作品としては、少なくも自分が観た映画に『GO』と『ピンポン』があるけど、どちらも、決して悪くは無かったとはいえ、決して「良かった!」というわけでもなかった。

『GO』では、あるシーンでは思わず号泣しちゃったものの、残念なことに全体としてのまとまりは今ひとつだったような気がする。

『ピンポン』に関しては、いつかここにも書いたことがあるように、テーマ的には悪くなかったのだが、これまたやはり、全体的なストーリー構成がピンと来なかった。

それに対して、『木更津』・『池袋』という地名シリーズ(?)のTVドラマはかなり良かったのだ。付け加えるなら、『ぼくの魔法使い』もサイコーだった。(地名シリーズの第三弾『マンハッタン・ラブ・ストーリー』は・・・視てない。)

となると問題(?)は、宮藤官九郎は果たして、「映画の脚本よりTVドラマの脚本の方が向いている」ということになるのか、それとも「原作ものの脚本化よりもオリジナルの脚本を書く方が向いている」ということになるのか――である*2

映画はどちらも、原作ものの脚本化。TVドラマは、『池袋』以外はオリジナル。

オリジナル脚本による映画は、もしかして今度の『木更津キャッツアイ日本シリーズ』が初めて?

いずれにせよ、この映画が良かったら、彼はやっぱりオリジナル脚本を書く方が向いているってことで、悪かったら――彼の才能は映画の枠には収まらないってことか?

でもまあ、個人的には映画館で観るかどうかは・・・。

*1:と言ってもホンのちょっとだけですよ。

*2:とりあえず舞台やコントに関してはおいとくとして。