普遍的「真理」の欠片

讀賣新聞の朝刊に、ノーベル賞受賞者である大江健三郎氏(文学賞)と白川英樹氏(化学賞)とのシンポジウム(?)の様子が紹介されていた。フロアの学生からの質問とそれに対する各氏の応答も載っていて、たままたその中に一つだけ*1、ちょっと惹かれる応答を見つけた。

「子供が自由な発想と想像力を持ち続けるために親は何ができるか」という質問に対して、白川氏はこう答えていた。

「『なぜ』『どうして』と問いかけられたら、最小限の答えをする。聞かれないことまでくどくど答える必要はない」

うーん、クールだ。

もちろん、記事は実際に発せられた言葉をそのまま載せているわけではなく、スペースの関係もあってかなりシンプルなものに書き換えられてはいるんだろうけど、まあ、恐らくその趣旨は同じはずだろう(そりゃそうだ)。

これは何も、「子供のために親ができること」に限らないように思う。実は色んな人たち同士や色んなシーンにも充分当てはまる、結構普遍的な「真理」のような気がする。

みなさん、何か思い当たる節はありませんか? (自分のことでも、他人のことでも・・・)

*1:「一つだけかよっ!」というツッコミが速攻で入りそうですが、いや、っていうか別に全部舐めるように読んだわけではないので・・・。