深夜のタイヤ交換

夜中、車に乗っていたら、何だか下の方から「ゴー」という妙な音がする。明らかにパンク――しかもかなり重症の――だと気づいたので、近くのセブンイレブンの駐車場に避難して、直ぐさま確認してみる。すると案の上、右前輪のタイヤにネジが一個刺さっていた。

しかし、それにしては酷い凹みようだ。もっと良く調べてみると、別の場所にかなり大きく裂けている箇所があった。ネジのせいですでにパンク状態になっていたのに気づかず、長く走ってしまったためだろう。

なんてこった・・・。

でも、たかがこれしきのことでJAFを呼んでいたら、もともと廃っていた男がさらに廃る。取り敢えずここは、自力でスペアタイヤに交換してやろう。

荷台の下からスペアタイヤとジャッキを取り出す。ジャッキアップ。小さい見かけによらず、凄いパワーだ。でもその分、完全に上がり切るまでにはちょっと時間が掛かる。

えっさ、えっさ、えっさ・・・。

4本のボルトをさっさと外してから、ホイールごと取り外す。見ると、もう少しでタイヤ自体がホイールから外れそうになっていた。危機一髪。

ちょっと小さめのスペアタイヤを取り付ける。これもまた、一見頼りなげでありながら、いざとなったら実に頼もしい。そうそう忘れちゃいけない、ボルトは対角線順(?)に締めて行きましょう。弱過ぎず、かと言ってあまり強過ぎず。

ジャッキダウンして終了。久々のタイヤ交換。ちょっと楽しかったかも。

かつて、ガソリンスタンドで3年間バイトしていたのは伊達じゃなかった。どんな経験が将来どんな役に立つのか、分かりませんね。