『川、いつか海へ』第2話

で、帰って来てからは、予約録画してあった『川、いつか海へ -6つの愛の物語-』の第2話を視る。

http://www.nhk.or.jp/river/

これは、NHKのテレビ放送50年記念ドラマで、6夜連続の計6話が放送される。しかも脚本が豪華で、なんと、野沢尚(第1話・第5話)、三谷幸喜(第2話・第4話)、倉本聰(第3話・第6話)の三人が手がけている。ただ、僕の場合はもちろん(?)、第2話と第4話だけが目当てで視ているわけだけど・・・。

で、今日はそのお目当ての一つである第2話。前日の初回、第1話は・・・個人的にはダメでした(何だろう、この違和感は)。第5話に期待。

さて、今回の三谷脚本作品。何と、これにも渡辺謙が出演。「おお、最後の侍が脱サラして温泉旅館のダメ主人になっているよ」と妙な感慨が(んなアホな)。他の主な出演者に、西田敏之と三谷夫人=小林聡美

核となっているネタとしては、実はこれ、『王様のレストラン』のある回で少なくとも一度使われている。でも、良いのだ。久々にこのネタを見ることが出来て嬉しかったから(なんじゃそりゃ)。

皮肉なことに渡辺謙、ハリウッドの大作映画『ラストサムライ』よりこっちの1時間テレビドラマの方が生き生きしているように見えるし、何より彼の良さが引き立っている。三谷脚本による渡辺謙は、一見小粒(?)なはずなのに妙に良い味を出す。たとえば、映画『ラヂオの時間』でのトラック運転手役*1。観た人は分かると思うけど、良かったでしょ? あの役が無かったら、そしてあの役を渡辺謙が演ってなかったら、映画『ラヂオの時間』はナシだった――勝手にそう断言してみたりしようかどうかと思ってみるつもり。

一方、彼の妻役の小林聡美は、何だか妙に可愛らしく描かれていたような・・・。これはもしかして三谷氏、現実の妻とは正反対のキャラ設定にしたんじゃないか、現実の妻にもこうであって欲しいという、一種の願望を投影したんじゃないか――などと思わず穿った見方をしてしまう。

いずれにせよ、この分だと第4話も期待出来そうだ。

*1:実は最初、この作品だけだと思い込んでいた。でも後で、『君たちがいて僕がいる』を忘れていることに気づいた。ネット検索様々・・・。