二重虹

CO-RE2004-07-11


午前中は晴れていた空が、午後になると次第に曇り出し、とうとう、と言うより、ようやく夕立になる。ただ、その夕立もさほどヒドイものではなく、それこそ「お湿り」といった感じで、間もなくするとおさまった。

僕は本当にたまたま、雨が降り出したら建物の中に入り、そして止んだら外に出るといった絶妙なタイミングを得ることができたので、そのお陰で、出先にもかかわらず傘や合羽のお世話には一切ならずに済んだ。

そして外に出ると、久々に虹が見えた。こんなに鮮明な発色の虹を見たのは、もしかすると初めてかもしれない。建物の上だったため遮るものもなく、本当によく見えた。しかもその虹は、いわゆる二重虹だった。

傘も合羽も使う必要が無かった上に、こんなに綺麗な虹まで見ることができて、これはたぶん、日頃の行いに対するご褒美に違いない――と半分以上本気で思ってみたり。

しばらく見とれていると、外側の虹が消え、本体(?)の方の色も薄くなりかけ、さらには、根本(?)に向けて次第に縮んで行こうとしていた(いや、雲の加減で本当にそういうふうに見えた)。

その時、ふと我に返って「しまった!」と思った。さっきの光景こそケータイのカメラを使う千載一遇のチャンスだったのに・・・。

でも遅ればせながら、試しに何枚か撮ってみた。

ただでさえ低画質であるのに加え、虹の明るさ自体も減衰しかけていたため、あまり満足の行くものは撮れなかった。「二重」でなくなっていたのも、つくづく残念だ。一応、記念にフォト画像をアップしておくことにする。

そういえば、ここに画像をアップするのは初めてかも。画像初アップ記念としては・・・まずまず?