祭の途中

出先からの帰り道、某神社で開かれていた祭に遭遇。
しかし、生憎その日は猛烈な雷雨。そんな中でも出店はたくましく開いてはいたのだが、さすがに客足はまばら。ちょっと寂しい雰囲気を味わって、その日は単に通り過ぎるだけに。
次の日も雨がちではあったものの、夜になると一定時間は止んでくれたためか、前日とは打って変わってもの凄い賑わいだった。やはり祭の雰囲気はこうでなきゃ。
神社の境内に作られた舞台上からは、近所のおばちゃんらしき人の歌声――が、「聞くに耐えない」という言葉はまさしくこの人のこの歌声のためにあるんじゃないかと思いたくなるほど、それはそれはヒドイものだった。声を張れないおばちゃんが歌う時に出す弱々しい裏声ほど痛々しい音声はない。でも、わざわざこんな所に出て来て歌ってるってことは、地域のカラオケ同好会か何かの中で一番「上手い」とみなされている人だったりするんだろうか・・・。
体が疲れている所へ精神まで参ってしまいそうになったため、危険を感じて直ぐさまその場から退散。
そのまま帰ってしまうのも寂しいので、折角だから出店で何か買って食べることに。
たこ焼きやお好み焼き、焼きそばなどの定番メニューはもちろん、焼き鳥や、チキン・ステーキなんていうのも。
そんな中、「大阪焼き」なるものを発見。見ると――言ってしまえば大判焼き型の簡易お好み焼って所か。
どうしてお好み焼き屋」とは独立にこんな店があるのか謎だったけど、200円と他のメニューに比べて手頃だったこともあり、これに決める。
やっぱりお好みソースがかかっていたので、セルフ・サービスで、やっぱりその上にはマヨネーズ。味は、まあ、そのまんま。ただ、ちょうどお腹が空いていたこともあって、それなりに旨かった。
そう言えば、今年こうした祭に出くわすand/or出向いたのはこれで3度目だけど、出店で物を買ったのはこれが初めてだ(そして最後かも)。