「ね」って言われても・・・

森博嗣『Φは壊れたね』講談社ノベルス)を読書中。

商品一般を発売日前に手に入れるという事態に対してフラゲという言葉が(ネット上で)使われていることを知る。どうせ「フライング・ゲット」でも略しているんだろうけど、要するに上記本をフラゲする――あ、なんかしっくり来ないからもう二度と使うのはやめよう。

S&Mシリーズ、Vシリーズと来て(それから「四季」4部作を挟んで)、新たに第3シリーズの始まり*1。今回は何シリーズと呼ばれるのかはまだ知らない。でも次作予定が『θ(シータ)は遊んでくれたよ』*2らしいから・・・ギリシャ文字シリーズ? あるいは・・・「語りかけ」シリーズ? どちらもツマラナイからもちろん却下。

今作にも、S&Mシリーズでお馴染みの面々が出演。実はまだ、誰が今シリーズの主人公なのか知らない。もしかして、再び彼らが? 帯の文句からすると、それっぽいけど・・・。

あと、氏の作品ではお馴染みのエピグラム(的引用)に、今回とうとう『論理哲学論考』が登場。実は、京極夏彦氏の京極堂シリーズの中でも特に某作品に、『論考』的な匂いを強く嗅ぎ取っていたんだけど、森氏の今作の表紙に引用されている文章はまさしく、京極堂の決めゼリフを思い出させる――というか、内容的にはそのまんま

いずれにせよ、こんなことをイチイチ書いている暇があったらその分ちょっとでも読み進めた方が良かろうと思い直す。

*1:とは言っても結局はすべての作品が1つの・・・(ごにょごにょごにょ)。

*2:by パズー?