なにわバタフライ☆グッド・タイミング

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というわけで、そんな敬愛(?)する三谷氏による久々の新作芝居『なにわバタフライ』のチケットが、よりにもよって(!?)新選組!』最終回放送当日に届く。戸田恵子の1人芝居は、期待通り最前列で見ることに。なんと三度目の快挙。ただ、前作の『バッド・ニュース☆グッド・タイミング』の時にこの座席位置だったら、前口上(と言うのか?)の時に八嶋智人から「おみやげ」を貰えたかもしれないのに・・・としばし贅沢な感慨に耽ってみる。

ただその時、「リピート、アフター、ミー」とくっきりはっきりカタカナで言う彼に倣って「もう、ケータイは鳴らさない!」と言わなくてはならなかったのだが、当時はまだケータイなんてものを持っていなかったため、当てられなくて良かったと内心ホッとしたことは覚えている。ホッとしたというのは別に、そんなことを大声で言うことになったら恥ずかしいからではなく、実際にケータイを持っていない時点では絶対そんなことは言えないから。だって、「もう」もヘッタクレもないわけだし。持ってないのに持ってるフリをしなきゃいけないのもイヤだったし。もしその当時ケータイを持っていて、かつ、八嶋氏に当てられていたら、躊躇わず大きな声で言いましたとも――いやホントに。

・・・って何の話しだったっけ?

そうそう、『なにわバタフライ』はもうすぐプレビュー公演&本公演初日を迎えるようだけど、僕が観に行くのは1月に入ってから。楽しみ。

ちなみに、『バッド・ニュース☆グッド・タイミング』は純度100%のコメディで相当に面白いので、観に行けなかった人はDVDを買って損はないはず。ただ、従来の三谷コメディのように最後にほろっと来るようなものを、そしてその感動を味わうことに重きを置いている人にとっては、あるいはちょっと物足りないかも。なにせ、この作品を観た後に残るものがあるとすれば、それは「感動の余韻」ではなく「笑い疲れ」だけなんだから――。