祝！ズッコケ三人組シリーズ完結

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つい先日、とうとう第50巻目の『ズッコケ三人組の卒業式』をもって完結を迎えたこのシリーズ。思えば小学生のころ、『こちらズッコケ探偵事務所』を買ってもらって読んだのをキッカケに、ハマリまくったものだった。もちろん（？）、周囲に「布教活動」もした。

それ以後、何とか高校生くらいまで（あるいはもしかすると大学に入り立ての頃まで？）は、新刊が出る度に買っていた。前川かずお氏の挿し絵も大好きだった。だから、氏が亡くなったことを知った時はショックだった。高橋信也氏による挿し絵が前川氏の画風を引き継いだものだったことが、せめてもの救いだった。

次第に他のものを読むようになり、いつしかこのシリーズの新刊は買わなくなったもの、決して興味が無くなったり忘れてしまったりしたわけではなかった。ついさっき確認したところ、これまでに読んでいたのは第21巻までとその後の数冊――何と全体の半数もなかったのだ！　ちょっとショックだったのと同時に、改めて、作者である那須正幹氏の偉業を思った。

これをキッカケに、また再び読み始めてみようかと画策中。買うならせめて文庫版で。まだこれから半分以上も「ズッコケ三人組」の世界を堪能できるんだと思うと、ちょっと嬉しい。