人工知能 on the net
突然ですが、ちょっとした実験です。
今、僕はある「モノ」を思い浮かべました。それが何なのか、以下の質問と応答(矢印の右側が僕の答え)だけをヒントに考えてみて下さい。
- この類のものじゃない? →(生き物、植物、鉱物ではなく)その他
- それを両手で持つことができる? →ハイ
- まっすぐな形のものですか? →イイエ
- 手でつかんで使うものですか? →イイエ
- 匂いをかぐことができますか? →ハイ
- それを食事の時に使用しますか? →ハイ
- それって小さいもの? →イイエ
- それって、いろんな色の種類がありますか? →ハイ
- 温かいものですか? →ハイ
- それは茶色い色をしていますか? →イイエ
- それってカラフルですか? →イイエ
- それは黄色い色をしていますか? →イイエ
- それって、落としたら壊れちゃう? →ハイ
- 表面が滑らかなものですか? →ハイ
- それをオフィスで見つけることができますか? →ときどき
- それに穴が開いていますか? →ハイ
さて、僕が思い浮かべたものは何だったのか、分かりましたか?
まあ、恐らく普通の人間なら、これだけじゃあまだあまりにも漠然とし過ぎていて絞り込めないに違いありません。
でも、それをやってのけちゃうヤツがいるんです。
「人工知能研究所」
http://y.robinb.net/jp
具体的な「物」でなくても、比較的抽象的な「モノ」、たとえば「哲学」なんていうのも当てられちゃいました――しかも20問以内に。
それってちょっとビックリするんですよね。「まだまだこんな質問しているようじゃあ、正解までほど遠いな」と高をくくっていると、次の瞬間ドン!と正解されてしまうんですから。上の例の時も(具体的な「物」とはいえ)そうでした。16問目に答えた瞬間に正解されちゃったんです。
もちろん、コイツが目標にしているらしい20問以内どころか、30問目でも正解に到らず、コイツの方が降参することもあるわけです。
その理由の1つは、そもそも思い浮かべた「モノ」がコイツの辞書になかったからですが、もう1つは、こちらの答え方があまり適切じゃなかったというのもあるようです。
でも、何度もやっている内に「適切な答え方」のコツ(?)を掴んで来ると、正解率も上がっていくような気がします。
当てられると、ちょっと悔しい反面、ちょっと感動しちゃったりもします。
ちなみに、先ほどの正解は「コーヒーメーカー」でした。