"No Smoking"

ふと思い出したこと。

以前、日本中に溢れている「英語もどき」をあげつらって笑いモノにするサイトに、
"No Smoking"
と書かれた張り紙が取り上げられていたことがありました。言うまでもなく「禁煙」てことだけど、あまりにも見慣れた&聞き慣れたこれすらもいわゆる和製英語で、実際にはこんな言い方はしないのか、と一瞬思ってしまったわけです。正に「ブルータス、お前もか!」の心境。
でも、いやいやいや、そんなことはなかったはず・・・

http://www.quitsmoking.com/signs/

じゃあ、どうしてわざわざそのサイトに取り上げられたんだろうと思案すること約10秒・・・・・・ようやく理解できました。
ポイントは、このサインが他のどの国でもなく正にこの日本で見られるということだったんです。
もうお分かりですよね。
"Smoking"は"smoke"という動詞の現在進行形(あるいはこの場合なら動名詞形)ではなく、"Smo-King"、つまり「横綱」という意味でもあります。
だとすると、相撲を国技とする日本の到るところに"No Smoking"、つまり
横綱が/は居ない」
という張り紙が張ってあるんだと考えたら、そりゃあ確かにちょっと面白いですよね。
「今の相撲界には心・技・体が揃った本当の意味での横綱は居ない」という嘆きなのか、「今は日本人の横綱が居ない」という事実報告なのか、それとも(理由は不明ですが)「横綱なんて要らない!」というアジテーションなのかは分かりませんが。