二日目

CO-RE2005-09-02


早く寝たので当然朝も早く起きる。そしてこれまた当然朝風呂へ直行。この露天風呂の唯一の難点は、見晴らしが良くないってこと。立地的に、「見晴らしの良さ」を売りにするのは捨てている模様。せめて青空だったらまだ良かったのに、生憎の曇り空だったし。朝食は、洋食と和食が選べるところ、和食を選択。朝早く起きてそれなりにちゃんとお腹も空いて、結構たっぷりしっかり朝食を摂るなんて、なんと健康的なことでしょう。最近どうも胃の調子が悪く、食も細くなって来たような気がしていたので、ちょっと感激。

チェックアウト後は逐次解散。用事があってすぐに帰る人、観光に向かう人など。僕自身はもちろん、折角来たんだからちょっとどこか廻って行くつもり。でも正直、集団で動くのだけはイヤだったので、独りでバスに乗り込み桃源台まで。大涌谷までロープウェイ。箱根自体には何度か来たことはあるけど、この大涌谷には、小学校の修学旅行で来て以来だったかも。軽い登山チックな気分で「噴煙口」まで。噴煙=激しい湯煙が立ちこめていて、さすがに臭い。

ところで大涌谷と言ったら「黒たまご」が有名。ちゃっかり店があるので買ってみる(今回は敢えてこの写真)。6個単位で売られていて、バラ売りはしてもらえない様子。真っ黒な殻を向いたら中は一見普通のゆで卵。でも食べてみると、何というか、ちょっと風味豊かで旨い。卵が腐ったような臭い*1の充満する所でゆで卵を食べているからだろうか。それにしても6個も一度に食うのは何だか逆に体に悪そうなので、2個で止めておく。

噴煙口への登り口まで戻って来ると、売店で思わずタマゴ&バニラのソフトクリームを買ってしまう。何だかタマゴ三昧。それを食べながら再びロープウェイの駅まで戻って来ると、何だか見覚えのある6、7人くらいの集団が。なんと皆さん、噴煙口までは行かないつもりらしい。これだから集団行動は・・・・・・クワバラクワバラ。

でも、向かう方向は同じだったので、とりあえず一緒にロープウェイに乗り込む。ここから早雲山までは新型ロープウェイで、10人くらいは乗れるタイプ。他の皆さんはそのまま直接ケーブルカーに乗り換えたけど、僕だけは取り敢えず離脱。この切符、何度でも途中下車が可能なのが有り難い。外に出てみたは良いが、ハイキングコースを延々歩くならまだしも、気軽にちょっと立ち寄れるような場所は特にない様子。仕方がないのでケーブルカーのホームへ。もちろん前の便はすでに出て行った後。

強羅で降りるとちょうど昼時だったので、昼食タイム。特に周囲を歩き回ることもなく、直ぐさま箱根登山鉄道へ。これが一番の目的と言えば目的。ホームに出ると他の客は誰もいない。入って来た列車に一番に乗り込む。悠々と先頭の座席へ。そこだけはバスのように正面を向いているのだ。登山鉄道と言えばスイッチバック方式。箱根湯本に着くまでに三回くらいあっただろうか。その度に運転手と車掌とが前後入れ替わるのが、ちょっと大変そう。乗っている側も、先頭になったり最後尾になったり。箱根湯本からは、さすがにロマンスカーは使わず、普通の急行で新宿まで。

まだちょっと時間的に早かったので、三越7階のジュンク堂書店へ。懸案だった某書を勢いで購入。ちょっとばかり値の張る本だったので以前から躊躇ってたんだけど、こういうのは勢いが大事。そこに隣接している喫茶店でコーヒーを飲みながら読み始める。読み易くて信頼できそうな翻訳で安心。そんなこんなで夕食タイム。某ラーメン屋で、ラーメン一杯だけのつもりが思わず替え玉をしてしまう。最初にも言ったように、最近胃の調子が悪くて、ラーメン一杯食べたらひとまず充分だった(だからラーメン屋のハシゴが出来ないでいた!)のに、替え玉してもまだライスと餃子くらいイケそうな調子。温泉の保養効果、侮り難し。

*1:ってよく言われるけど、本当なんだろうか?