失望と期待

笑の大学の初日舞台挨拶付きチケットは取れませんでした・・・。

チケット発売当日は、都合上、劇場の窓口に並ぶわけにも「ぴあ」に直接並ぶわけにもいかず、電話するしかなかったのですが、案の定一向に繋がらず、繋がった時はすでに予定枚数が終了した時。なんとまあお決まりのパターンですこと。残念ではあるけど、それでもやっぱり初日に観たいので、その後の回を観ることにします・・・。

そう言えば、ただ今第17回東京国際映画祭が開催されています。『笑の大学』はもちろん、『ハウルの動く城』だって上映されました。もちろん、どちらにも行けなかったわけですが・・・。

http://www.tiff-jp.net/index_j.html

その他にも、このブログ上でも以前から注目していた『Sky Captain and the World of tomorrow』が、『スカイキャプテン ―ワールド・オブ・トゥモロー―』として公開されていますし(やっぱり邦題はこんなんか・・・)、邦画では約三十の嘘が結構気になっていたりします。また、『理由』は宮部みゆき原作の映画化だけど、監督が大林宣彦・・・。『模倣犯』(森田芳光監督)の二の舞になりはしないかと、別の意味で気になっていたり。

気になると言えば、「日本映画・ある視点」という部門があって、そこではあのハサミ男も上映された(&される)模様。ネタの性質上、ほとんどの読者が映像化不可能だと考えるこの原作が、一体どのように料理されているのか、非常に楽しみです。それにしても、「ある視点」という部門にこの作品を持って来るところに、ちょっと意味深なものを感じ取ってみたり。

そう言えば、『笑の大学』が(たしか)「映像化不可能と言われた三谷幸喜の傑作舞台を映画化!」などと紹介されている記事を見かけたことがあります。いやいや、映像化不可能なものがどうして舞台上演可能だったのかと。それを言うならせめて「映画化不可能」だろうと(しかもこの場合の「不可能」は弱い意味であって、せいぜい「不適当」といった程度)。

あと、この映画祭とは関係ないけど、乙一原作の短編集『ZOO』も映画化されます。「その中のどの作品が?」と期待and/or心配する必要はありません。まさに文字通り、短編集である『ZOO』が映画化されるからです。要するに、5本全てが映像化されてオムニバス形式で上映されるというわけ。

楽しみな映画(しかも邦画)が結構あって、悪くないですね。