『風の谷のナウシカ』
本編を観るのはもちろん「なんどめだ」ってな感じだけど、DVD版には特典として、原画を担当した庵野秀明氏*1と演出助手の片山一良氏によるオーディオコメンタリーが入っていることを今さらながら知ったので、それだけを目当てにレンタル。
いやあ、濃いな。実に濃い。とは言っても、単なるオタク同士の会話とは違って、実際に宮崎駿監督の下で『ナウシカ』製作に関わった(そして今もアニメ製作に関わっている)人ならではの目の付け所と説得力のあるコメントや感想ならびに裏話が満載。これを聴くためだけにレンタルするのは充分アリだと思った。
2人の話の中に出てくる専門用語の簡単な解説が別紙として付いているのには笑った。個人的には、実はかつて『ナウシカ』の絵コンテ集(アニメージュ文庫版、全2巻)を興味本位で熟読し、1巻の後ろについていた(テレコム時代の)宮崎駿氏自身による「アニメーション画面処理について」という新人研修用のテキスト*2も読んでいたこともあって、結構理解出来たのは幸いだった。