マック教授(関東バージョン)/マクダ教授(関西バージョン)

半ば公然の秘密裏に開催されたマック教授(仮名)の講義に出席。

写真からは(髭のせいで?)ややごつい印象を受けていたのだが、実際には全くそんな感じではなく、いかにも典型的な英国紳士といった印象で、シルクハットだって似合っちゃいそう(そんな基準かい)。

まずは冒頭、I教授によるマック教授の紹介。その際、I教授がして下さった話に非常に感銘を受ける。I教授には是非、こういった話をまとめた本を出していただきたいものです。

前日に予め原稿は入手していたものの、半分も読めず。マック教授の英語は予想に反して(?)比較的聞き易かったものの、リスニングに要する集中力は苦手な人間にとっては並ではなく、途中で脳がオーバーヒートを起こす。聞きながら原稿を追うのが精一杯の状態に。

講義終了後には活発な質疑応答が交わされる。マック教授は出された質疑に、これまでに見て来た外国人教授たちの多くが一様に立て板に水式に答えていたのと対照的に、時に考え込みながら、時にはどもりながら(?)、変な言い方だけど「人間らしい」受け答えをしていたのがなぜか意外で、非常に印象的。人って直接会ってみないことには分からないものだなあ、と改めて実感。

終了後、時間があったら折角だからダ・ヴィンチ展に寄って行こうと思っていたのだが、結局O教授たちと合流して居酒屋へ。

しばらくすると、I教授やK教授らがマック教授夫妻を伴ってやって来て、たまたま合流。この辺りにはここしか店が無いのか。

後半になると、参加者たちがこぞってマック教授を奪い合う(?)状態に。マック教授夫人、自分の夫がこんな極東の外国人たちに人気があることについてどう思ったことだろう。さぞや不思議がられたのではないか。マック教授の著書の翻訳者の内のお二人も、直接お目通りがかなって満足そうで何より。本人が翻訳の件を知らなかったというのは意外だったけど、でもこれで、出版に向けての作業を進めるにあたっての励みになったことでしょう(ということで期待してますよ)。