存在論と認識論

講談社から新創刊された思想系雑誌。
さまざまな記事がある中で、個人的な関心は、戸田山和久氏と伊勢田哲治氏との間でメールを通じて交わされた科学的実在論論争。
かつての「往復書簡」が今や「往復E-メール」(「メール交換」って言うとなんか安っぽ!)へ!?
戸田山氏の『科学哲学の冒険 サイエンスの目的と方法をさぐる (NHKブックス)』(NHK出版)に対して伊勢田氏が批判的なコメントを送るところから始まって数往復。
連載形式の、今回は第1回目。
折角だけど、連載が終了して本にまとまってから(希望的観測)で良いかな・・・・・・。

http://www.iwanami.co.jp/shiso/index.html
今回の特集は「心のありかと性質の存在論」。
心的因果を巡る諸論考。
キム兄やんことJaegwon Kimが議論の主役。

産業図書のHPが更新されていないのでうっかり見過ごす所でした。
内在主義的基礎付け主義者のバンジョーと外在主義者のソウザそれぞれの論考の後、バンジョーからソウザへの回答、ソウザからバンジョーへの回答がそれぞれ収録されている。
どうでも良いけど、これまでずっとSosaって「ソーサ」だとばかり思ってたので、最初、「ソウザ」って誰や?って思った。