待望のダメット本!

待ちに待った本邦初のダメット(の翻訳ではもちろんなく、解説)本がようやく出ます!(来週あたり?)

本邦初のデイヴィドソン本が翻訳もの(エヴニン『デイヴィドソン―行為と言語の哲学』、勁草書房)だったのに対して、こちらは純日本製なのがポイント(?)。

余談ですが、この本、日本の分析哲学界に多大なる貢献をされたカリスマ編集者、富岡氏による最後の仕事とのウワサも・・・・・・???

それにしても、アチラでは存命中の哲学者(やその著作)に関する解説書なんてわんさと出版されるのに、日本ではそういうのってほとんど見かけませんよね? どうしてなんでしょうか? 「野矢茂樹」本とか「永井均」本とかが出ても良いように思うけど・・・・・・。

確かに、彼らの著作はそもそもその読み易さも特徴の内だから、第三者が下手に解説なんてするよりも直接あたった方がよっぽど有益だと言えなくもないかもしれません。でもこの場合、読み易さと理解のし易さとは必ずしも比例はしないでしょう。それに、彼らだって自らの考えを徐々に変えたり展開して行ったりしてるし、ある論点に関する議論と他の論点に関する議論との間の関係が理解しづらかったりする部分だって多々あるわけです。となるとやっぱり、第三者による「交通整理」があれば有り難いような気が・・・・・・。

*1:ちなみに、「ひろゆき」ではなく「ひろし」と読みます。